ある知り合いの方から

ボブ・ディランの活動30周年トリビュート・コンサートを録画したDVDを頂いた

テレビ(BS?)で2回に分けて放送されたようだ

錚々たる顔ぶれが彼を讃える中で

個人的には、このシーンがハイライトだと思っている

この日の少し前に

彼女はテレビの生放送中に

カメラに向かって

ローマ法王の写真を破り捨てた

日本で言うなら、天皇陛下の写真を破るようなものかな

ステージに上がった彼女に容赦なく

浴びせられるブーイング

その中で、歌うはずだった曲を諦め

ボブ・マーリーの”WAR”を歌い上げた

彼女、シネイド・オコナーは、敬虔なクリスチャンで

幼少期は母親からの虐待を受けて育つ

ローマ・カトリック教会の司祭たちによる

幼児に対する性的虐待は、度々問題になる

ちょうど、このときはマイケル・ジャクソンがスケープゴートに

身寄りのない子どもたちを引き取り

育てていた彼は絶好の餌食だった

少し頭を使えば

真実を見抜けたはずだが

多くの人が、マスメディアを信じた

当然、そう仕向けた者がいる

マイケルの奇行が毎日のように報道されたが

そりゃそうなる

だから、彼女はこう叫んだのだ

Fight for real enemy
本当の敵と戦え

聖域ですら、こんなことが起こるのだ

歌い終わった彼女を抱きかかえる

クリス・クリストファーソンがこう言うのが聞こえるような気がする

「よく頑張った、愛しているよ」と

悲しいシーンだけじゃ、何なんで

彼女の美しい歌も

http://youtu.be/iUiTQvT0W_0

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