今年は服以外もいろいろ作っていこう
そう思っています
自分が生活に必要だなと感じるものは
誰かも必要としているかもしれないしね
決して必需品というものではありませんが
まず、最初はオーナメント
“Eye of The Medicine Man” と呼ばれるこの形は
「すべてを見渡す目」賢者の目というところでしょうか
十数年前、ある人が僕(たち)にくれたのが、この制作のきっかけ
車に吊り下げて10万キロを一緒に走り
その後は我が家のリビングに飾った
今はテアトロに在る
“junjun”と名乗るその女の子は
だいぶん前にニュージーランドに移住した
キャンピング・カーで暮らしながら
野菜を育て、地元の男性と結婚したと
手紙をくれたことがある
程よく文明と距離を保ちながら生活しているようだ
どういうわけか僕はこのオーナメントをとても大切にしている
彼女のピュアな気持ちが宿っているのかもしれない
これがあると安心するのだろう
それで僕もそんなものをつくれたらなと
自分なりの素材、色
先住民ホピの言葉も乗せてみた
答えがないのも答えのひとつ。
物語りに長けたものが世界を制する。
よっつ作って、こんな感じにテアトロに置いています
もう少し作ってみるつもり
このことを彼女に伝えたいが
今となっては連絡のしようがない
十数年前の手紙に返事を書いてみるかな
ニュージーランドのバンド
クラウデッド・ハウス
“together alone”
ランギは天にいる空の神様
そして下界には母なる地球
僕らの相手に対する愛は
永遠のものなのさ
お互いに孤独
浅かったり深かったり 各々違うけれど
かたずをのんではいても
死には気を留めない
僕は 今でも君の友人さ
君が必要とする限り
かつてのままで
僕たちはこれからいつも
大地と空のような
月と海のような関係を保っていくんだ