CONTINUUM の2年目

2011年から Hand Stencil Printing に取り組んでいる。

今でこそ「常に fast の対極に在ること」などとテーマを掲げることができるが

そもそもの切っ掛けは「外注するお金がない」であった

「既にあるもので賄う」というのも、アメリカンインディアンの教えだったように思うし

PUNKSの精神にも ”Do It Yourself” と

できることは何でも自分でやってみるのだ

そうすると「手仕事」という言葉が半ば流行語のようになり

CONTINUUMの要となった、ステンシル・プリントを後押しするような現象も起こる

 

‘民主主義 / DEMOCRACY’ を描いたこの絵

描き始めて8年目になるし、もう終りにしようか

そう思っていたら、今年も欲しいという人が現れた。

 

壺にサークル状に描かれた(彫られた)羽根から見えた景色

 

白人が民主主義を発明したのではない。

 

アメリカンインディアンは、何かを決めるときは輪になり

発言する者はイーグルの羽根を持つ

年齢や性別などによる差別は一切ない

子供も一人前の発言権を持つ

話している間は誰にも邪魔されない

そして、多数決ではなく全会一致をみるまで話合いは続く

 

アメリカは建国の際、どうやって13州を一つの国にまとめるか、憲法制定者は悩んでいた

そのときに参考にしたのが、アメリカンインディアンの政治制度だったという

 

話は変わるけれど

ナバホの人たちが住むリザベーション(居留地)内には鉱山があり、ウラニウムが埋蔵されている

立退を要求する政府に対して抵抗を続けている

「これ以上、母親の身体を抉り取ってはいけない」と

 

アメリカンインディアンは、アリューシャン列島を渡ったモンゴロイド

つまり、僕たち日本人と同じ先祖を持つ

だから共鳴してしまうのだろうか?

細胞の一つ一つに記憶が保存されているのかもしれないね

 

Stencil Work については

少しずつ、自分のルーツ「日本」に向かっている

最近は、家紋や暖簾ばかり見つめています。

‘San Illdefonso Feathers’ についても

真黒なインクから、松の木の煤

Pine Soot Ink に変更しようかと

黒から墨黒へ

少し柔らかくなるのかな

それぐらいの変化を加えつつ

続けていくのだ

 

 

彼らは共同住宅に住む人

お前が打ちのめそうとした人々さ

松の木々に宿る魂

素敵な湖の掟に従う

 

お前の毒を飲み干し、炎も丸飲みした

4年も高熱にうなされて

とても触発された光景をそこに観た

顔をペイントした3人のメッセンジャー

アレゲーニー山脈の河に面したバーントハウス

そこで暗号を初めてやり取りした

セネカ族の酋長と、ハンサムレイクで

傷ついた心と、素面な意識で臨んだのさ

 

彼らは共同住宅に住む人

お前が打ちのめそうとした人々さ

松の木々に宿る魂

素敵な湖の掟に従う

 

我々は共同住宅に住まわされる者

お前達に屈しなかった者

神聖なパイプを持つ部族なのだ

ハンサムレイクの掟に従う

 

翳りのある月がお前の魂と一緒に住まう

創造主を呼び覚ませ、お前は孤独(ひとり)じゃない

これらの言葉は

200年前に既に発せられている

今でも真実味が伝わる

石に刻まれたかのように

ネイティブ・アメリカンの生活が大砲によって

奈落の底に突き落とされた

煙を焚くために偉大なる炎も燃え尽きた

そうすれば6つの国家は生き残れる

深い茂みの奥から

we oh hi ne oh he oh we oh we we

 

 

 

 

 

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