今年も TANBO Fes に声をかけて頂きました。
今回は、いつもの田圃の上ではなく
姫路の海沿い 的形 という町にある「井上茶寮」さんでの開催
雰囲気の良い古民家ではあるが、まだ20代半ばだという店主のセンスが光る、ただ古いだけではない、新しいものとのバランス感覚が心地良い
そして、今回は TANBO Fes に ”?” が付いている
誰しも、日頃から様々な疑問を抱えて暮している
TANBO Fes を通過することで、その疑問を解決するための糸口を持ち帰ってくれたらいいなと思い
そして、自分もそんなお客さんの目線で、毎回参加させて頂いている。
今回の TANBO Fes は、今年の3月末で廃止された「種子法」に焦点を当てたお祭
戦後、国民に主要作物の供給を安定させるために制定された法律です。
それが廃止された背景には沢山の疑問がある
食に関することを、ここで僕がとやかく言うよりも
真摯な態度で頑張っている農家も増えているし
街中でも、いろいろなイベントが開かれているので
ぜひ、話を聞く機会を探して欲しいと思う
この 食料=種 の「危機」は、繊維産業にとっても無関係ではない
僕は「服屋」ですから、現状「綿」が抱えている問題点について書こうと思う
その状況は「種子法廃止」の問題と重なることが沢山あります。
モンサント社
米国ミズーリ州に本社を置く多国籍バイオ化学メーカー
その後ろには、ロックフェラー財団が付いています。
遺伝子組み換え作物の「種」の世界シェア90%
スターバックスがモンサントを支援していると知って以来、僕はスターバックスには行っていません
モンサントを支援しているスターバックスを支援するなんて、真っ平御免です。
綿の慣行農法では、今現在も「枯葉剤」が大量に散布されます
あの「ベトナム戦争」で多くの奇形児を作りだした枯葉剤です。
楽しいこと美しいことにフォーカスしたい故
ふだんは、あまり口にすることのない話題ですが
勇気のある人は agent orange で調べて下さい
こんなに恐ろしいオレンジ色は、他に見たことがありません。
この枯葉剤を開発したのもモンサントです。
また ”btワタ” と呼ばれる遺伝子組み換えの綿があります
殺虫タンパク質を生成する遺伝子が組み込まれており、綿を食べた害虫が死ぬ仕組みです
が、害虫はどんどん耐性を強めていくので、結局は使用する農薬は増えていきます
その農薬を提供するのは、勿論モンサントです
”btワタ” の種には「特許」があるので、農家は採取した種を次の季節のために蒔くことはできません
毎年毎年、供給元から買わなくてはいけない
更には農薬の使用量も増えていきます
正に蟻地獄という構図を作り出して利益を追求する
経済的な負担を強いられ、インドなどの貧しい農家は、防御服やゴーグルを買うゆとりもないので、健康被害も大きい
借金と健康被害に苦しみ自殺する農家が増えています
そうやって安価に提供される綿が fast fashion となるわけです。
目の前に二つの選択肢が見えているのであれば、どうか正しい方を選んで下さいね
たしかに綿の収穫は大変な作業です
人手はいくらあっても足りないのですが
”ORGANIC” という言葉の中は「児童労働」はさせないという倫理的な意味も含みます。
必要な場所、時、人を選んで、こんな現実もお伝えしよう
「種子法」について、いろいろと教えてくれて、ありがとう TANBO Fes
毎回、TANBO Fes で会うものの、あまり話し込んだことがなかった木工職人と近くなったことも良かった!
他にも
温かい似顔絵を描く人
書を描く人
Yogaを伝える人
チョコレートを創る人
珈琲を淹れる人 などなど
さて、コンティニュームは
次は ”LIFE IS A JOURNEY!” に向かいます‼︎
熱い気持ちを途絶えさせないよう
今の僕に必要なものは
THE ROLLING STONES
リード・ギタリストが Mick Taylor から Ron Wood へ
そんな交代劇の中から生まれた
名バラード
Memory Motel
keep on rockin’ で