– 常に fast の対極に在ること –
そんなコンティニュームのテーマを再確認する一年にしたいと思う。
売れるもの作り 売るためのもの作り からの解放
そして、余り多くを作らないという方向へ
Tシャツ一枚の制作に、今まで以上の時間とエネルギーを注ぐ
それは自然とステッチワークによる制作が増えることになるようだ。
ステンシル・プリントも組み合わせながらね
今年のコンティニューム展は4月からのスタートですが
アトリエまで、ステッチワークを施したTシャツを買いに来てくれた方が既にお二人
一人は、5月から6月にかけての展示でお世話になる ‘LIFE IS A JOURNEY!’ の店主
もう一人は、革作家の ‘4103’
お二人とも、ミニマルな感覚の持主
「ミニマル / 最小限の」という表現者には尊敬の念を抱いております。
というのも、余分を削ぎ落としていく表現方法は
自分を曝け出すことと同様に思うからなのだ。
自分の感覚の根っ子の根っ子
それだけだからね
装飾はないのです。
もの作りに於いて「売れる」という前提から逃れたいと思う気持が日に日に増す中で
このお二人に認めて頂けたのは、何よりのギフトなのだ!
気を良くしている僕は
更に、ステッチワークの世界を拡げつつある
‘at midnight’
と名付けようと思うのだが
「真夜中」が似合う風景を描きたいと思い
1作目の ‘The Indian Runner’ が出来上がりました。
とても良い仕上がりです。
まるで絵のようにTシャツを展示したい
主なものには、きちんとキャプションを付けようかな
Stitch Work ‘The Indian Runner’
The Inspiration from a film written and directed by Sean Penn.
It’s based on Bruce Springsteen’s song – Highway Patrolman.
1982, 1991
こんな感じで
次のアイデアも既にあり、すぐにでも仕掛かりたい
2作目は
Tom Waits の ‘Hang on St. Christopher’ です。
エンジンは最高 シフトは最悪
煙草もオイルも焦げついてきやがった
というところから始まる
ポンコツ車に悪魔を乗っけたドライブ
聖クリストファー
俺を見捨てないで下さいよ
って歌
聖クリストファーは、旅人・ドライヴァーの守護神とされる聖者
川を渡る人たちを背負う修行をしていたそうな
ある日、子どもを背負って川を渡る途中
どんどん重くなる子どもに尋常ではない存在を感じ、名前を問うた
その子どもはイエスだったのです。
イエスは、川を渡り切ったレプロブスを祝福し
「キリストを背負った者」という意味のクリストフォロスと名乗るように命じたとか
もう随分と前ですが、マイアミにあるパーツ屋から仕入れたペンダント
安物です
2ドル程度だったかな
でも、何だかそれ以上の雰囲気があって、今も大切にしている。
身に付けなきゃね
似合うチェーンでも探しましょう
‘at midnight’
女の人にはウケナイダロウナ
音楽・映画好きな男性諸君ヨロシクオネガイシマス
オーガニックは fast に対する反抗だよ