The Rolling Stones のドラマー Charlie Watts が1993年にリリースしたジャズ・アルバム

そう、チャーリーはジャズ・ドラマーなのだ

 

今年は一枚のTシャツ制作に、更に時間を費やそうと思っている

作ることのできる数は減るだろうが、それで良いのだ

 

まだ形にならないうちから、これは良いTシャツになりそうだ

そんな確信めいたものがあった

何気なく手にしたのが ‘Charlie Watts Quintet’ のアルバムだった。

Peter King: Alto Saxophone

Gerard Presencer: Trumpet

Brian Lemon: Piano

David Green: Acoustic Bass

Charlie Watts: Drums

featuring – Bernard Fowler: Vocals

アルバムのフロント・カヴァーを飾っているのは、チャーリーの愛娘セラフィナ

中には、まだ幼いセラフィナを抱くチャーリーの姿を写した写真もある

美しい女性となった娘に捧げた作品なのかな?

全16曲 すべてがジャズ・スタンダードです。

 

 

CONTINUUM 2018

 

Stitch Work を施したTシャツが多くなりそうです。

一見、淡々と繰り返される「反復」のように見える

が、「反復」は僕が嫌いなことの一つであり、それは人の頭と心を破壊するものだと知っている。

「反復」のような、この制作を、どうして僕は時間の経過を忘れるほどに夢中となり楽しめるのだろう?

そんなことを考えながら、まるで「瞑想」のような時を過ごす。

そして傍らでは、チャーリーの優しいリズムが聴こえている。

 

今の一針から次の一針まで

その間隔

距離と時間

 

同じものは一つとしてないのですね

つまり、すべてが初めての経験で、その初めての経験の集積が一枚のTシャツになっているということ

楽しいわけです。

 

 

これは、敬愛する画家マーク・ロスコへのオマージュ

例によって、タイトルはありません

ただ – devided by white/白で分割された – とだけ

何を考えるか何を感じるか?

自由です。

 

「ロスコ 芸術家のリアリティ」美術論集

‘Rothko The Artist’s Reality’ Philosophies of Art

 

1940年代前半、自身の芸術がいまだ確立しない苦しみの中にあったロスコは、一時的に絵筆を置き、それに替えてペンを執ります。画家としてではなく、オブザーバーとして造形芸術を語り、現代と古代のあいだを渡りながら生きていこうとしました。

数年後に再び画布に向った時、彼の作品は、現在のロスコの到達点として認められる純粋な抽象画へと変化していました。

挫折であると同時に、ロスコがロスコになる転回点ともなった時代の貴重なテキスト

死後永らく埋れていた草稿は、60年の時を経て息子の手により蘇ります。

 

2015年に限定復刻された、この本をとある書店で発見しました。

そこそこの良いお値段で迷いましたが、今とても必要なもののように感じ、思い切って購入したのです。

 

untitled (devided by white)

(タイトルを付けるとしたら、制作中ずっと聴いていたチャーリーのアルバム・タイトル ‘Warm & Tender/温かくて優しい’ でもいいんだけどな!)

先ずは、4,5枚の制作予定です。

自分用にも1枚

そして、このシリーズ名を

 

‘Dear Mr. Mark Rothko, / 拝啓 マーク・ロスコ様’ と

 

 

 

 

 

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