久しぶりの物欲がやって来た
より良いものを作るための素材と道具以外に「もの」が欲しいと思ったのは何年ぶりだろうか
コンタクトレンズの違和感にストレスを感じ始め、眼鏡を作ろうと思い立ったのです。
その前に三月ほど裸眼で過ごしてみた
矯正を加えない自然な状態の心地良いことといったら
しかし、両眼で0.1程度の視力に極度の乱視ですからね
遠くにある光がまるで万華鏡のように見える美しさを楽しむこともほどほどにしておかなければ
1メートル先も分からないのであれば、いろいろと生活に支障もあるのだし
二十歳頃に買ったRAY-BANのサングラス ‘CLUBMASTER’
RAY-BAN には三つの傑作フレームがあります。
1920年代 米軍から依頼されて作られた ‘AVIATOR’
50年代の ‘WAYFARER’
そして、80年代の ‘CLUBMASTER’
50年代の知性をデザインし「反抗」の象徴ともなったクラブマスターは、映画「JFK」や「マルコムX」などにも登場する。
アヴィエイターやウェイファラーも格好良いのですが、顔幅が小さい僕には似合わないのです。
残念ながらRAY-BANは、もう MADE in U.S.A. ではなくイタリア製になってしまいました。
左右のリムを繋ぐブリッヂの裏にある ‘B&L RAY-BAN U.S.A.’ の刻印はもうありません。
細かいところの作りも違っているし、重量感も失われたようで
前のフレームは最早Vintageらしいです。
眼鏡屋のお兄ちゃんが、そう言って嬉しそうに歪みを直してくれました。
新しく買ったクラブマスターのレンズを入れ換えて貰ったのです。
Vintage ‘CLUBMASTER’ のサングラスは蘇り、コンタクトレンズのストレスからも解放されたのだから、一石二鳥なのだ!
光を求め続ける僕が ‘RAY-BAN / 光を遮る’ というサングラスをかけている矛盾も何だか嬉しい気持ち
スパイク・リー監督映画 「マルコムX」のサウンドトラックより
Junior Walker の ‘Shotgun’
と
The Ink Spots の ‘My Prayer’
ショットガンと言えば、
戦争には大反対ですが、それをスポーツ化したアメリカン・フットボールは大好きです。
これも素晴らしき矛盾。笑
特に夢中になったのは80年代の ‘SF.49ers’
QBジョー・モンタナが繰り出す戦術は、まるで手品のようでした。
それに、WRジェリー・ライスとのコンビネーションは完璧だったな。
なかでも、散弾の如くワイドレシーバーが散っていく、ショットガン・フォーメーションが好きでした。
今はどのチームが強いのだろうか?
さて、
非暴力で融和的であったキング牧師とは違い
同じ公民権運動指導者でもマルコムXは過激だぞ
なんてね。
「平和」でいきましょう。