所謂ベスト盤というものは好きではない

次作までの間を持たせるためにレコード会社が勝手に企画するという印象があるし

ヒット曲をただ詰め込んだレコードの何が面白いのか?とも思う。

 

しかし、中には良いものがあるのも事実で

 

THE ROLLING STONES 初期のベスト盤 ‘big hits [high tide and green grass]’

や、第二期黄金時代のベスト盤 ‘THROUGH THE PAST, DARKLY [Big Hits Vol.2]’

は、今でもときどき聴いている

 

 

THE BEATLES の ‘Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band’ がロック史上に燦然と輝く革命であったことは疑いようもない

それを追うようにリリースされたストーンズの ‘Their Satanic Majesties Request’ は「らしくない」サイケデリックな作品で

ビートルズの模倣だと言われても仕方がない

が、

その内容は素晴らしい

Apple社のiMacがデビューしたときにCMで使われた ‘She’s A Rainbow’ も、このアルバムに収められている (この頃はTVをよく見ていたんだな。笑)

 

この辺りのストーンズを聴いていると、ブライアンのことを考えてしまう

楽器は何でも簡単に演奏してしまう

あのシタールでさえも、しばらく触っていると理解ってしまう才能があった

彼の悲劇は作曲ができなかったこと

古いブルーズやロックンロールをカバーするバンドから、オリジナル曲へと進化していく中で

徐々にその主導権がミックとキースへと移っていく

 

だが、忘れてはいけない

ストーンズを創ったのはブライアンだということを

 

二人への嫉妬もあっただろう

そりゃそうだ

ドラッグの使用量はだんだん増えていき演奏もままならなくなる

 

1969年7月3日

自宅のプールの底に沈んでいるところを発見される

彼の心臓は二度と動かなかった

 

 

THROUGH THE PAST, DARKLY の3曲目

Their Satanic Majesties Request にも収録された

‘2,000 LIGHT YEARS FROM HOME / 2,000光年の彼方に’

4曲目は、アメリカで放送禁止処分となった ‘LET’S SPEND THE NIGHT TOGETHER / 夜をぶっとばせ’

 

この2曲は続けて聴くべきだ!

 

 

燃えたつような夜空の海に

美しく太陽が回る

見事に離陸を果たし

ひとつの恒星めがけて飛び続ける

孤独の極み

すでに地球から百光年

 

赤茶けた地表もいまは黒ずみ

エネルギーはここにしかない

 

孤独の極み

地球から六百光年

更なる孤独

故郷から一千光年

 

十四号船よ 着地のときだ

オルダー・ブランでまた会おう

地表が緑で覆われてればいいが

淋しいね

だって 故郷から二千光年

地球から二千光年の彼方だから

 

 

ブライアンの墓碑銘には

「あまり厳しく僕を裁かないで下さい」

と書いてある。

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