少しずつ絵を描く為の時間が増えてきた
そんな中で、今日は名前を呼んで頂き
久しぶりに 染色WORKSHOP を
ベンガラや天然インディゴなど天然染料を使ったワークショップ
素材の手ぬぐいはHemp(大麻)とオーガニック・コットンからできたもので、麻特有のサラッとしたシャリ感の中に綿の柔らかな風合も在る素晴らしい生地からできている
以前は静岡にあるメーカーからヘンプ100%のものを仕入れて使っていたが
「手ぬぐい」をコンティニュームで、しっかりとリリースしていこうと思ったとき
友人に協力してもらおうと決心した
彼女は中国の国営工場まで実際に足を運び、ヘンプのいろいろな生地を作る会社の一員
貴重な存在です
土着的な民芸品のための大麻ではなく、産業のための、となるとアジアでは中国
ヨーロッパではルーマニアやハンガリー
つまり、現在・過去は別として社会主義圏ということ
完璧に管理できるから
というのが理由なのだろうか?
分からないけれど
「中国産だから質が良くない」わけではない
ということが言いたいのです
ともかく、ここでも彼女のおかげで「なるべく近く」の哲学が達成できたのだ
開催場所となったのは、王子公園の ‘HASE65’
岡本に居た「ミドリカフェ」が今はそこに居る
主催メンバーは
ミドリカフェ:
環境の緑化と安心安全な食品の提供
SHARE WOODS:
間伐材や解体された建築物の廃材などの有効活用
この業界は下手に口をきくと警戒されて情報を開示してくれないんだよな
何事も分かち合っていこうという時代なのに?
そうなんだよ 体質が古くてね
だから彼は ‘SHARE WOODS’ と名乗っているのだろう
ふだんはこの二者が中心となって HASE65 を運営している
そして
御茶屋:
美味しいお茶と和菓子の提供
ほっこり担当
で、彼女は形の無いものを見る目が優れている
もう一人いらっしゃったが、いろいろと話す前に帰られたので、仲良くなるのは、また次回
素敵な面々
ワークショップにご参加頂いたのは七名
いつも三通りの見本を用意し、制作手順を説明するのだけど
誰一人として、言うことを聞かなかったというワークショップ
自由万歳 笑
皆さん、素晴らしい出来上がりでした
衣食住にまつわる ‘Organic’ という分野が盛り上がりを見せている
神戸も例外ではない
それは以前から努力してきた方々の成果であり
素直に素晴らしいことだなと喜んでいる
地球に対して破壊の限りを尽くした一時代の後に
こうした人が誕生し活躍することは必然であるだろうし
予めプランされていたようにさえ思える
更に快方へと向かうように彼等の活躍は続いていくだろう
コンティニュームも、その中に居たいという気持ちは確かに在る
が、ちょっとだけズレた場所の方が居心地が良い
それは「オーガニック」というジャンルの捉え方の幅が僕の方が曖昧だからだ
絵を描き始めている
絵具にはコバルトやカドミウム、チタニウムなどを含む色も多い
それでも、誰かに美しいと感じてもらえるのであれば、それは僕にとってはオーガニックなものだと
都合がいいようだけど
感情に対する反応が自分に正直だという点に於いて
日本人は生活の中にアートをあまり持ち込まないなんて言われるけれど
なるほど、絵を買った経験のある人はたしかに少ない
日本の人口の大部分が衣装持ち
これ以上、服なんて買わなくても生きていけるという人がほとんど
それでも毎日毎日、服は大量に作られ続けている
生活に足りないものを人は欲するのだから、この現状はナンセンスだ
部屋に飾りたいと感じてもらえる絵
で、ちょっと手を伸ばせば買える絵
ということで、僕のような名もない画家の出番なのだ
そして、
その絵在りきの、このTシャツ在り
そんな作り方
コンティニュームは一体何処へ向かおうとしているのだろう?
絵を描きながらも、そんな自問自答を繰り返していたが
どうやら、そんな風に変化している途中のよう
やっと心に頭が追いついてきた
次のシーズンに間に合うだろうか?
一年間休むことも考えているが、
何れにしても、そろそろ答えを出さなければ
バングラデシュ救済コンサートでの Billy Preston
That’s The Way God Planned It
計画ではなく摂理と言うべきか?