再び絵を描き始めました

一番最近の絵に書き込んだ日付を見ると

どうやら10年の年月が経っているようだ

 

彫刻家 ルイーズ・ブルジョワ は

‘ART IS A GUARANTY OF SANITY’

と言った

その意味を十分理解しているつもりだけど

逆もまた真なり

 

insanity: 1. 狂気, 発狂, 精神錯乱. 2. 精神異常, 狂気の沙汰, 気違いじみた行為.

 

特に美術学校を出たわけでもない

僕が受けた唯一の教育は

高校時代の選択科目

「音楽・書道・美術」の美術

その中の「造形・デザイン・もう一つは忘れた」のデザイン

だけど、その美術教師と上手くいかなかったな

兎に角、何でも言う通りにしなければいけなかったし

「芸術とは自由を知るための手段なのでは?」と問うたその学期の評価は10段階の2であった

つまり「最低」の烙印を押されたわけだ

 

その程度の経験しかない僕が絵を描き

それを仕事にしようというのだから

 

一体誰が僕の絵など欲しがるのか?と思うけど

人生何が起こるかは分からないのだし

 

描き始めれば、自然と意識が集中する

美しく描きたい

ただその一心で

 

チタニウムホワイトから始まり、ジンクホワイト

白にも色々ある

次にブラウンオーカー

 

今 此処

 

その次に何色を使おうか?

 

そんな描き方を楽しんでいる

 

謂わば、独りジャムセッション状態

お前がそう来るなら俺はこう行くぞって

 

前はこんな描き方じゃなかったけど

最初に抱いたイメージから

どんどん変化していくのも面白いものだ

 

 

僕の旅は何処に向かっているのやら

しかし

その旅は来世もあるとは言え、矢張りたった一度のものだ

だから

STOP MAKING SENSE

正気でいるのはやめろ

というわけ

 

 

 

Crosseyed And Painless

from STOP MAKING SENSE by TALKING HEADS

 

どうも調子がよくないな

さりげなくしようと努めているのに

やめられないんだ

これじゃあ病院行きかもな

ああ、変わってきちまった

こんな目にあうなんて

奴らが戻ってきたぞ!

奴らが経験したことを説明するために

 

気味悪くないか? ぼんやりして見えるよ

無駄にすること

それが彼らのやり方だったんだ

 

中略

 

事実は単純で明解だ

事実は怠惰で遅れてやってくる

事実には見るべき観点が必ずある

事実は思うままにはならぬもの

事実は真実をねじ曲げる

事実は裏返しで存在する

事実は最高のもののみを得る

 

僕はそれでも待っている 待っている

 

 

 

 

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