トム・ペティについて話したいことは、まだまだあるけれど、
切りがないので、この辺で
‘PACK UP THE PLANTATION: LIVE!’ は、謂わば僕を育てた教科書の一つ
ジョン・セバスチャンが書いたこの曲で終わる、最後にはほっこりとさせてくれる最良の教科書ってわけ
こんな旅をしていてもいいのかなって
気が付けばまた自問自答をしている
もっとましな生き方があるのかい
別の生き方ができるのなら
みんなそうしているはずだよ
ああ、俺たちが話して聞かせられる物語の数々よ
すべてがめちゃくちゃになってくたばるしかなかったとしても
俺たちどこかのモテルのベッドに腰かけて
自分たちの話に花を咲かせているんだろうね
テネシーの博物館にあった
あのギターを覚えているかい
ガラスの上の名前を見ただけで
20曲ものメロディが蘇ってきたよ
ギターの表面に付いた傷を見れば
持ち主の過ごした時代が伝わってくる
彼も自分の物語を歌い続けていたんだ
ああ、蘇ってくる物語の数々
鐘のようにいつまでも鳴り響くのさ
どこかのモテルのベッドに腰かけて
みんなでそうした物語に耳を傾けられたらいいね
きみがツアーに出て
毎晩のように旅を続ける身で
まばゆい照明を浴びて
生活のために歌っているのだとしたら
そしてどうしてこの回転木馬から降りられないんだろうと考えているとしたら
それはこういうことさ
きみも自分の物語を聞かせるためにやり続けているのさ
ああ、俺たちが話して聞かせられる物語の数々よ
すべてがめちゃくちゃになってくたばるしかなかったとしても
俺たちどこかのモテルのベッドに腰かけて
自分たちの話に花を咲かせているんだろうね
みんなどこかのモテルのベッドに腰かけて
自分たちの話に花を咲かせている姿が目に浮かぶよ
歌の最初にポツリと「アブラカダブラ」と言っているのが聞こえる
手品師が芸を披露するときに、よく言う言葉です
魔法の呪文といったところだろうか
まだ一部の地域で話されているアラム語に起源があるようで、諸説あり
一つは
‘Disappear like this word’
「この言葉のようにいなくなれ」
つまり、日本で言うところの
「痛いの痛いの飛んでいけ」です
実際、古くは熱病などの病を癒すために唱えられていた呪文で、
ABRACADABRA の最後の一文字を減らしていきながら、逆円錐形に書いたものを御守りとして身に付けたりしていたようです
とても面白いことになるので、興味があったら、一度書いてみて下さい
もう一つは、
‘I will create as I speak’
「私が話した通りになる」
この意味の方が夢があっていいね
写真のように、最初と最後の一文字を減らしていきながら書いても面白いです
こんなTシャツがあってもいいかもね!
先日、「光」を見ました
それは、ゆらゆらと通路の床を滑りながら、やって来た
そのうち、僕は光だけで生きてゆけるように進化するかも
仙人の霞じゃあるまいし、それは冗談です
食べることが好きだしビールも必要だ!
進化論を説いたダーウィンは、
「進化とは進歩ではなく変化だ。」と言った
破壊と創造を繰り返し、それでも周りからは、変わらないで居続けるように見えたなら
「本物」に近付いた証かなぁって
まだまだではありますが、そんな風に旅を続けたいと思います。
皆様も、良い旅を