CONTINUUM at SISAM gallery 大阪堀江
本日で終了しました。
いつも通りの言い方をすれば「一旦終了」です。
シサムコウボウ 堀江店 と コンティニューム の旅は続いてゆくのだからね
夏が過ぎて心地良い季節になれば、また一緒に何か面白いことをやろうって
そんな感じになっています。
企画をまとめて本部に提案してね
それに合わせて最高のセッティングをするから
2週間に亘るギャラリー
こちらにも沢山の方にお越し頂きました。
その中で、ピラティスのインストラクターの方々にコンティニュームのTシャツを気に入って頂けたことは、嬉しいことの一つです。
ヨガ や ピラティス
「身体」と「心」の健康を広めるボディワーカーたちに認めて頂けるということは、自信に繋がります。
ありがとう
ヨガ、ピラティス
ボディワーク とオーガニック・コットン との距離或いは位置
両者の関係は、まだまだ可能性に満ちているように思います。
今後、どうなってゆくのか?
楽しみです
そして、僕自身は「瞑想」や「禅」に興味がある
その辺りも含めて
もう一つの出来事
タメルの姉さんのことを話す機会がありました。
「結局、ゆっくりと話すことができないまま」
と、仰るので
「僕が人生で出会った最も優しい人、5本の指に入る人でしたよ。」とお答えしました。
いつも周りのことばかり気にかけて、自分のことは後回し
そんな人でした。
先日、神戸でそっくりな人を見かけて
一瞬、ハッとなって心臓が止まった
せっかちな人でもあったから
「お盆」と間違えて先に帰ってきてしまったのかと思った
あり得るでしょ
その「タメル」が在ったアメリカ村
そして、僕も22から24までをアメリカ村で過ごしている。
「JOINT時代」の、その次
「アメ村時代」
在廊を終えて帰る途中
御堂筋線の心斎橋駅までアメ村を通り抜ける
独特のギラギラ感は相変わらずで、今だからこそ「これもありだな。」って思えるけど
当時は若かったし「調子の良さ」と「まぁ、罪にはならない程度の嘘」を武器に服を売る連中と
当然、価値観が合うわけもなく
そんな中で「まともな服屋」の店長として売場に立つ
が、まともであることが勝つ決定的要素にならないこともあるのだと、このとき初めて知る
入っていたテナントでは、
毎日、各店舗の売上が公表され、
我が’SPOONFUL’
「一さじの愛があれば俺は大丈夫だ」と歌ったハウリン・ウルフのブルーズに肖った店の名
そう、そのスプーンフルは毎日最下位
それに加え
親父が持ってきた就職先を蹴って入った世界
家を出て
阪神沿線 尼崎の某駅近く
ちょー柄の悪いエリアに借りたワンルームの家賃払うのが精一杯で
(給料はちゃんと頂いてましたよ、でも当時始めたドラムやらDJにも興味があったから、でどうせ買うならチャーリー・ワッツよろしくスネアドラムはGretschだとかターンテーブルは矢張りTechnics SL-1200MK3だとか、で。)
昼飯は毎日カロリーメイト(たぶん100円程だったと思う。)で空腹を誤魔化す
家に帰れるはずもなく、可也追い詰められていたな
テナント契約は2年
1年が過ぎる手前で、流石に社長も「ここで止めてもいい。」って
どうする?
って、話し合った結果
契約は全うしたいって答えた。
違約金を払うのは俺じゃない
だから
そこからも紆余曲折あるが、
結局、その会社’Staygold Company’が A HOPE HEMP を何年か後に立ち上げる
東京では GO HEMP が奇しくも同年に産声を上げる
日本に於けるヘンプカルチャーの夜明けに立ち会うことができたことは何物にも代え難い経験だ。
そんな時代を乗り越えることができたのは、
ある人のおかげでね
毎日、晩飯には困らなかったからだ
毎日、腹一杯に食わせてくれた
ありがとうね
感謝していますよ
そんなこんなで色々な事を思い出した ‘CONTINUUM at SISAM gallery 堀江’ だったわけ
やっと、販売価格に自分の作業時間1時間をコストとして計算することができるようになった。
コンティニュームの意図通りの生地を編んでくれる職人
不良品を一切出さない縫製工房
生地の企画、Tシャツのデザインを終えれば、
一旦、他人の手に渡る
それが手元に返ってきたとき
どうして手を抜くことができよう
その1時間はかけがえのない「至福の時」だ。
買ってくれたから「ありがとう」なのではないよ
働いて手にした大切なお金と同等の価値があると認めてくれたことに対して
Thank you for saying ‘YES’
なのです。
レゲエの季節だね、姉さん
Babylon System is the vampire
バビロンは吸血鬼だ
Rebel, Rebel
抵抗せよ、抵抗せよ
Tell the children the truth
子どもたちに真実を伝えよう
コンティニュームとしては、綿製品の在り方についてかな?
今後のデザイナーは、形や色の他に
その生産背景までをもデザインすることが責務のように思っています。