未だWoodcut Printのための景色を見ようと彷徨っている

どうにもならないな

明日、Tシャツが工房から届くのだが

 

Gram Parsons

カントリー・ミュージックにロックとソウルを融合させた男

当初は‘Cosmic American Music’と呼ばれたが、今では聞き慣れない言葉だね

カントリー・ロックと言えばイメージできるだろうか?

STONESのキースとは仲が良く、その出会いを「長い間、行方知れずだった弟と再会したみたいだった。」と回想している。

一緒に過ごす中で、キースはGPからカントリーの良質な要素を学んでいく

そして、あの‘Wild Hoses’が生まれたのだ。

 

GPには、何と言うか

聴き手の心の琴線に触れる才能がある

他人の作品でも自作曲でも

寂寥感

High Lonesome のスピリットだね

頭を撃って自殺した父親と、アルコール中毒で死んだ母親と

「人生が混乱し、逃げ場を失った人から学ぼう。」

GPは妹に宛てた手紙にそう書いている

そんな心の風景が歌声に反映されているのかもしれない。

 

EVERLY BROTHERSの‘Love Hurts’を一緒に歌ったEmmylou Harrisはこう言っている

「彼の死に様ではなく、音楽が伝説になるべきなのよ。」と

彼女は今も、アルバムをリリースする度に、GPの曲を取り上げている。

 

26歳 薬物の過剰摂取のため

最期の場所は

Joshua Tree Inn の8号室だった。

彼がいなければ、後のEAGLESもWillie Nelsonらによるアウトロー・カントリーのムーブメントもなかった。

 

星々の輝く夜空に向かって歩いて行くカウボーイの後姿

そんな感じかな

 

彼が着ているヌーディー・スーツ

ハリウッドの有名テーラー、ヌーディー・コーンによるもの

前にはマリファナ

そして、背中には十字架が

 

‘Return To Sin City, Tribute Gram Parsons’ より

 

Love hurts, love scars

Love wounds, and mars

Any heart, not tough

Or strong, enough

愛は苦痛を与え

愛は傷跡を残し

愛は絡みつき

そして愛は傷つける

どんなに心が丈夫で強くたって

愛にはかなわないんだ

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