リリースして以来、毎年制作しているTシャツがある
”ARMY / War is not healthy for children and other living things” という長いタイトルのもの
街でも着ている人を頻繁に見かけるARMY Tee
大抵はフェザーグレイのボディに黒のインクでARMYとプリントされている
ARMYだから陸軍のことです
陸軍でのプラクティス用で兵士が着用するTシャツだけど
日本では、どういうわけかそれがファッションとなっている
アメカジブーム古着ブームの延長線上にある現象なんだろう
久しぶりに”ARMY”という単語を辞書で引いてみた
おそらくは、その語源はarmsで「武器・兵器・戦争・軍事」という意味から(個人的な)圧力までが含まれる
目に見える国際紛争、それ以外にも、陰湿な虐めやドメスティック・バイオレンスなど隠された暴力もある
「無関心」という暴力も挙げておきたい
で、その”ARMY / War is not …”はどんなTシャツかと言うと
生成りのボディに白のインクでARMYとプリントしている
コンティニュームのオーガニック・コットンTシャツは、蜜蝋で紡績された糸を使用している
{本来は(どちらが本来なのか?は、今は置いておく)石油由来のパラフィンで紡がれる}
だから、最初は少し黄色味がかった色
それが、着用洗濯を繰り返すうちに取れて白に近付いていく
次第にプリントされたARMYの4文字は、更に見え難くなっていく
というTシャツ
毎年好評なので、それに続く第2弾を考えていた
今度は黒でプリントしています
それも、べたぁーっと油性ラバーインクで
コンティニュームでは、まず使うことのないインクですが、ここは敢えて
それを隠すように2種類の生地でパッチワークをした
薄い方の生地は、すぐに解れたり破れたりで、下にある黒のARMYが見えてくるだろう
そのときに、手元にある布や糸を使って、また覆い隠して欲しい
そんなアクションを求めるTシャツです
予め破れると分かっているTシャツ、しかもそれを自分で直せというTシャツに、高いお金を払ってくれるのか?分からないけれど、出来上がりには大満足
なので、リリースします!
須磨寺で行われた「西方曼荼羅展」でお隣だったacousticoさんから手に入れた美しいインドのリボンを上手く使えたのも何だか嬉しいのです