土佐清水2days

ふだんは神戸の街中で過ごし

大自然に触れることのない僕にとって

土佐清水という土地への旅は

地球の力を感じる絶好の機会となった

自然の波長に自分の身体を

或いは感覚をチューニングするのに手間取る

これはまるでリハビリテーションのようだ

こうやって地球は人々に力を分け与えてきたのだな

ということを身を以て知る

「今度は人類が地球を癒す時代だ。」その言葉の意味を真に理解した

初めて土佐清水を訪れた僕のために集まってくれた友人たちは

彼方此方へと僕を案内してくれた

その殆どをみんなにシェアしたくて、CONTINUUMのFacebookページに上げているので、ご興味のある方は是非どうぞ!

そんな中で唯一、写真を撮ることが憚れる場所があった

唐人駄馬にある広場というか草原

足を踏み入れた瞬間に優しい風が僕の顔を撫で歓迎してくれる

扇形(実際はどんな形かは知らない)、何故か扇形と感じたその場所は

僕は此処を知っている、以前に来ていると錯覚させる何かを感じずには居られなかった

扇の円周の少し先に在る崖の中程に巨石が組まれており

祭壇、若しくは舞台のようなものだろう

足摺岬は黒潮が最初に日本列島に接岸する場所で

(黒潮が海の中をまるで川のように流れるのを目にした!)

舟に乗って辿り着いた民が儀式を行うための場所だったのかも知れない

円周の中心には正六角形の屋根を持つ小屋が丸太で組まれていて

そこから名前を呼ばれている気がした

中に入ってみると

「完璧」

だったのだ

すべてが在りすべてが無い

一体誰が建てたのだろう?

それほど古くもないが新しくもない

此処を去る前にテントが二つ張られているのを見た

僧侶が修行しているのだと教えてくれた

 

まるで奇跡のような2日間だった

鳥の囀る声、風の音、太陽の色、みんなの表情や言葉

すべてが最高のタイミングだと感じ取ることができた

図らずも浄化の旅となり

一つの大きな荷物を降ろそうと決心した

 

毎年、大晦日から新年までを共に過ごしていた友人がいた

が、その夜はやって来てしまった

お陰で僕の鼻柱は今も腫れたままで、少し曲がっている(たった一つの自慢なのにな)

この8年間、毎日顔を思い出し、親父さんと元気にやっているかって聞くことを心掛けてきた

誕生日にくれたUSEDのアディダスのハイカットのスニーカーを仕事で使っているが

もうボロボロでね

そろそろダメかも知れないな

そのタイミングで荷物を降ろそうと

 

ありがとう

竜串海岸で撮った写真にはドラゴンが写っているから

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