このところ PUNK の話が続くので、ついでに NEO ROCKABILLY について
兄弟みたいな音楽です。
ストレイ・キャッツの1st. ALBUM リリースが ’81
ピストルズは発表したアルバムが1枚で短命だったし、クラッシュの LONDON CALLING は先日に書いた通り、PUNK という枠に収まり切らない作品だから、純粋なパンクスからは ”Punk is dead / パンクは死んだ” と批判された。
行き場を失ったパンクス達が、ネオ・ロカビリーを歓迎したことは容易に想像できるし、僕も18からの十年間は、その世界の深いところで過ごしていたよ。
当時アルバイトをしていた店の先輩からの影響で、ドラムスを始めた。
先輩はブライアン・セッツァーのようにギターを弾く人で、僕にはスリム・ジム・ファントムみたいに叩けと。
それで、真似をして彼のように立ったままで叩く練習をしていた。
結局は才能ないなと自分に見切りをつけてしまったけれど。
その先輩は ”Charlie Brown” 海岸通りの50’s Bar のマスター。
エディ・コクランの命日に先代から引き継いだんだよ。
今は新しいメンバーとストレイ・キャッツのような3ピースのバンド ”Charlie Cats” を結成している。
なかなかタイミングが合わずでステージを観に行けないけど。
Barの方にも、去年の夏にみんなで押しかけて以来、顔を出していないから、そろそろビールでも飲みに行かないとな。
独りで扉を叩けるバーも少なくなってきたことだしね。
MOSTRAの店主も先輩で、同じようにパンクとロカビリーを愛した仲間でもある。
緩い音なんて聴いていられなかったねって、今でもその話で盛り上がることがある。
兎に角、速さを求めていたんだ。
それがどういうわけか、自分でもよく分からないけれど、今はコンティニュームを立ち上げ ORGANIC な世界にいる。
環境問題なんかを考えながらね。
何とも不思議な旅を続けている途中なんだけど、何かに対して反抗している態度だけは変わっていないのかな?
自分なりに、正しい方正しい方へと選択を繰り返して来た結果が、今立っている場所ということなんだろう。
昔話(滅多にすることはないけど)をすると、たいていは驚かれる。
でも、そんな過去を隠すつもりは毛頭ないし、なんなら今の仕事と自分の歴史を融合できないものかと考えたりもする。
この映像は、デビュー間もない頃。
ウッドベースのリー・ロッカーを含め、3人とも「黒」を身に纏い、マイク・スタンドを低くして歌うブライアンが格好良い。
1番好きな映像でね。
”Ubangi Stomp” の世界を流離う歌詞も泣けてくる。
Stray Cats, 他にもいいバンドが居た。
Pole Cats, Rockats(Rock Cats) とかね。
みんな猫なんだよ。
犬のように、誰かに懐くことができないし、言われるがままに体制に情報をたれ込んだりもしない。(動物としては大好きだよ。)
10代の頃の経験は、身体に染み付いてしまっているから、拭い去ることができないもので。
だから、そっちのルールは分からないし、そっちもこっちのルールが分かるはずもない。
どうしようもないことなんだよ。