生活の音 というのは素敵なものです
アトリエのあるマンションに最近引っ越して来られた方は、ちょうどテアトロの真上のようで
仕事から帰ってくるのが10時ぐらい
それから掃除と洗濯が始まる
集合住宅に住んでいると、全体のリズムから外れた音は、あまり歓迎されないようですが
僕はそんな「その人の生活の音」が好きだったりする
掃除機が立てる音やベランダに出るときのドアの音から
早く終わらせなければ という気持ちを聞き取れるような気もする
毎日遅くまでご苦労さまと労いたいぐらい
そういう僕も夜の遅い時間に洗濯機を回すことがあって
染めた後は水の重みでTシャツが伸びてしまわないように脱水は絶対にやっておきたいからね
間に合うだろうと始めた仕事が、長引いてしまうことは多々ある
それでもTシャツの型崩れは防がなければ!と申し訳ないなと思いながらついつい
これはこれで僕は真剣なのです
ここで仕事をするようになってから、お隣の彼とは おそらく同い年ぐらい 越して来たときに、お菓子を持ってご挨拶させて頂いたきり、話すこともない日々が続く
何と言うのか、一日の仕事が終わって、さぁ これから残りの時間を楽しく過ごそうというよりは
次の日の仕事が始まるまで潜んでいるといった感じもする
まぁ、それはそれでOKなんだけどね
君が着ているそのTシャツは、もう10年以上前に僕が描いた絵だよって言ったら、何か起こるだろうか?
蓮の花と、その上に架かる虹の絵のTシャツだよ
FacebookとInstagramを比較して
世界に届きやすいのはInstagramの方が優れているのかな
去年の後半辺りから、それを意識しだして、投稿を続けていると、それなりの結果も現れてきた
”ORGANIC” ということもあって、アメリカだと西海岸
あとはオーストラリアとドイツ どちらも環境先進国
そんな国々のショップオーナー・デザイナー・或いは雑誌編集者から、お褒めのメッセージが届くようになってきた
ブリリアント! とか、ゴージャス! とか ラブ! とか言ってもらえるのです 笑
で、特に何か?という変化がある訳ではないけれど、コンティニュームは、そういう人々の感性に触れることができるんだなと実感できたということ
つまり、コンティニュームのTシャツが海外の何処かのイケてるお店に並んでいるという可能性もあるわけだ
そうなったら仕事で海外にも出て行ける
夢というよりも、どちらかと言うと現実に近いのかもしれない
コンティニュームは旅、そして人と出会うための手段だと
初心忘るべからず
と思ったら、今日は旧暦の大晦日のようで
昨日から何気なく描き始めた絵が良い感じで、珍しく一日で完成
”Crossing Path”
十字路というと何だか運命の別れ道のようで怖いですが
ネイティブ・アメリカンの人たちが言う交差とは、それぞれの道を歩いて来た人たちが出会う「時・場所」のことだろう
明日からの新しい一年も、人と出会えるよう、良いものを作りたいと思います。
フライパンの中で 卵とベーコンが追いかけっこをしている 鼻をくんくん鳴らした犬は 尖塔の鐘のロープのそばに蹲っている 犬たちが昨日の夜ゴミ罐をひっくり返したのだ そしていつもながらの工事の音には うんざりさせられるばかり このあたりの話 ご近所のことさ このあたりのお話さ
金曜日に葬式があれば 土曜日には花嫁のお出まし セイはレジのそばに ピストルを置いている そしていまいましい配達のトラックは やたらと騒音をまきちらしやがる だから俺たちはもうバターの配達は結構ってわけさ このあたりの話 ご近所のことさ このあたりのお話さ
ビッグ・マンボは 奴の老いぼれグレイハウンドを蹴っとばしている マーケットが焼けちまったから ガキどもはアイスクリームにもありつけない 新聞紙の寝袋が風の吹くまま 狭い路地を駆け抜けて行く いけ好かないペタンコベッドに 俺はまたしても釘づけなのさ このあたりの話 ご近所のことさ このあたりのお話さ
フィリピン娘が2人 教会のそばでくすくす笑っている 窓はぶち破られ 家主もどこかへ逃げてしまった ブッチは軍隊に入った もといた場所に舞い戻ったってわけさ 砕石ドリルがまた歩道を掘り返し始めやがった このあたりの話 ご近所のできごと このあたりのお話さ