音楽家でありながら詩人
そんな趣きのある人が好きです
ボブ・ディラン、ルー・リード、パティ・スミス、そしてジョニ・ミッチェル
クリスマスにユマハレの彼女がコンティニュームの生地を買いにテアトロを訪れてくれた
今日居る?と連絡をくれて、夕方以降ならと応えた
で、思い出したが
確かに去年のこの日も同じだった
彼女なりに何か気にかけてくれているようだ
美しいリースを手に携えて
ある映画の話題から、「音」ということについて
空気を震わせて伝わっていくのだから、そのエネルギーが失われるまでは、何処までも続いていくはずだね
今、此処で発した言葉を500年後のアフリカで誰かが聞くのかもしれないわけだ
宇宙は莫大なエネルギーを持った爆発から始まった
その爆発音が ”Ω/オーム”
例の宗教団体のせいで、オームと聞けば、胡散臭くなってしまうが
オームという音は今も鳴り続けている
感覚を研ぎ澄ませば聴こえるという
そうだね、たしかに
自分が発した言葉がいつか自分の耳に返ってくる可能性もある
だから、自分のためにも他人のためにも
美しい言葉を紡ぎ続けたいね
ふとした気付きがあったとき
それは誰かがかつて放った言葉を聞いたのかもしれないと気付く
何というギフトだ!
ありがとう
”Is justice just ice? / 正義とは氷のように冷たいものなの?”
ジョニ・ミッチェルは、この歌でそう言っている
氷を溶かす温かさは、ときに道を外れることであるかもしれない
他人の目には正義とは映らないことが、ほんとうの正義であるときもあるだろうな