描き初め
本年もよろしくお願いします。
タイトルは”Democracy is coming…”
レナード・コーエンの詩ですが
天安門事件以降
米国に真の「民主主義」がやって来ることを夢見たのか
或いは、単なる皮肉か
真相は作者の彼にしか分かりませんが
僕の推測では後者のような気がします
皮肉った先に幾人かでも目醒める人がいれば
そんなところでしょう
米国は建国の際に
ネイティブ・アメリカンの社会制度を取り入れたという
彼らが何かを決定するときは輪になり
発言者はイーグルの羽根を持ちます
発言中は一切邪魔してはいけない
小さな子どもであっても大人と同じ発言権があります
そして、全員の一致をみるまで
話合いは何度でも繰り返される
完璧な「民主主義」ですね
米国がこの制度をいつまで維持できたかは知りません
丸い組織はそう簡単に築くことはできないし
保つこともね
世界中を見渡しても
組織という組織はピラミッド型です
そこに絶対の正義がない限り
一点に力が集中するこの型は本当に危険なんだよ
上層に行けば行くほど
権力と富を得ることができる
下層は下層で
搾取はされても、それほど欲張らなければ
それなりに安泰に生きていける
でもね、いざという時に
頂点が暴走したときに、くい止める力があるかな?
答えはノーだ
もう時代遅れだよ
あらゆることにフィットしないじゃないか
一部の層に於いては
革命は成功に終わった すでにね
知人が言う通り、確かにそうだ
僕たちは「平和」が何たるかを知っている
でも、これで終わってはいけない
まだまだ続いていく「旅」の一つだ
この曲は、米国に民主主義がやって来るという歌だけどね
でも僕は
未曾有の災害にあっても
暴動も略奪もない日本人の真面目さ
日本から新しい社会の仕組みと価値観が始まると思っている
苦しい時ほど円卓に着く必要がある
ちょうど、コンティニュームのステンシル・プリントに
そんな意味の型紙があってね
Tシャツだと、そこそこのいい値段になってしまう
手頃に手に入れて貰えるように
トートバッグを作るつもりで
今日いろいろ準備をした
明日やってみよう
販売価格は¥2,600の予定
ちゃっかり宣伝もさせて頂きましたw
それは空にぽっかりあいた穴から訪れる
天安門広場でのあのいくつもの夜から
それはまず感じとして伝わってくる
ほんとうに訪れているのか訪れていないのか定かではなく
はっきりと目では確かめられないあの感じ
不正への闘いの中から
夜も昼も鳴り響くサイレンの中から
ホームレスたちの燃やす火の中から
ゲイたちのなきがらの中から
民主主義がアメリカ合衆国に訪れる