フラミンゴスは他のドゥーワップ・グループとはひと味違う

スムースというか「艶」があるというか

”Only Have Eyes For You / 瞳は君ゆえに” なんて

当時のリスナーは殆んどがティーンエイジャーだったからね

ロックンロールは悪魔の音楽だって

既成の価値観を若者に押し付ける大人たちが

実は隠れて聴いていたんじゃないか?

ただの妄想だけど

そうだったら、まだ救いがあるなって

語りの部分はこう言っている

”So darling, as I write this letter
Here’s hoping, here’s hoping you’re thinking of me
Because my times about up doll
So long until I’ll be home to start serving you”

遠く離れたところから、家で待つ人に手紙を書いている

仕事の出張先ってわけじゃなさそうだ

きっと戦地からじゃないかな

君も僕のことを思ってくれてたら嬉しい

君に仕えるために家に帰るまで

そんな内容

どうして50年代アメリカとフラミンゴかというと

戦後、好景気に沸くアメリカでは

マイホームを手に入れて、庭にそれぞれの好みで趣向を凝らすのが

ちょっとした流行だった

動物のオブジェが人気で、なかでもピンクのフラミンゴがいちばんだった

それで

でも僕の見方は少し違う

フラミンゴが片足で立つのは

冷たい水の中になるべく長くいるため

左足が冷えたら、暖かい身体の近くに戻し、右足と変える

華麗な姿の影には

もの言わぬ彼女の忍耐もあるということ

あぁ、神様の創り給うものは

なんて素晴らしいんだ

今 ‘HOME’ をキーワードに企画をまとめている

まぁ、いつもの如く

ぼゃ〜と頭の中に

男はどんなに遠くに行っても

必ず「家」に帰ってくる

酩酊して意識不明でも家には辿り着く

帰巣本能というやつだ

他の家族にとっては、寛げる場所

「ゆっくりと安心して休める場所」

因みに

「行ってきます。」は

「行きます。」と「必ず帰ってきます。」

だから、特攻隊は「行ってきます。」とは言わなかった

じゃ、「行ってらっしゃい。」は

「行って、必ず帰ってらっしゃい。」かな?

http://youtu.be/SqLGoAFUJ9I

14番目の曲

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