ここ数日のこと
鋼と羽根について
12日
「トワトワト」のメンバーのひとり
ろうそく屋
仕事があって、四国からこっちに帰ってくるタイミングで
7人の5人が集まった
場所は ‘bin’
この中では
「形」のないものについての話がスムーズ
それぞれのこれからのヴィジョン
「トワトワト」についても
今度は街の中で開催するのもいいかもね
あるものがない/ないものがある
「空即是色/色即是空」的なコンセプトは
東京のような大都会での表現がいちばん良いのかも
ひょっとしたら、僕たちはそこまで旅を続けるかもしれない
または
発起人的な立場の彼女が言うように
「終わらない」のかもしれない
なぜならば「始まっていない」から
謎めいた企画のようだが
本人の僕たちの頭の中はいたってシンプル
これからどうなっていくのか楽しみ
そんな話の中で、お祝いもして頂いた
何か得体のしれない黒いものが
ゆっくりと鈍い音を立てながら
身体を通り抜けた感じ
3年という時間をかけて
40年ほどの間に溜まった老廃物を浄化する
そういうタイミングなんだと悟る
その後、身体が軽くて良い
沢山撮ってくれた写真の中の一枚
「最後の晩餐」に擬えて「最初の晩餐」
気に入っています
母上からもメールが届いた
ハートマーク付きで 笑
「ワインでも送ろうかと思うけれど、独りじゃ侘しいかと思って」だって
たしかに独りじゃね
でも、ここには友人がたくさん集まるし
みんなで頂きますよ
送って下さいね
ニッキー・ジーン
20代の彼女がどうして
これほどの偉大な12の音楽家たちと共作できたのか?
それは知っておくべきだと思う
キャロル・キング
バート・バカラック
ボブ・ディラン…
ボブ・ディランと共作したソングライターの数は実に少ない
そんなごく限られた名誉あるリストの中に
彼女の名前は連ねられた
ディランが書き始めたゴスペル期のスピリチュアルな曲を完成させる
その役目について彼女は
「まるでローマ法王の祝福を受け、額にキスされたかのよう」だと語っている
ときに揺らいでしまう信仰心
信仰心とは何も宗教に対してだけではないだろう
必要なのは「強さと柔らかさ」
そう聴こえてくる
二度とどこかに行かないで
私にみつけられないどこかに行ってしまわないで
二度とどこかに行かないで
私はあなたのもとを去ったりしない
あなたを欺くことはない
あなたのすぐ後ろを歩いているわ
タクシーをつかまえ
あの小さな古いダイナーに向かい
私が私であるための鋼と羽根を寄せ集めてみる